【会話を上手に】 私なりの考え方
「クリスマスの日何してる?」
この一言にあなたならなんと答えますか?
”本当に求めているもの”は何か?
普段何気なくしている会話の中に本当に相手が求めている言葉
が隠れていると思います。
食事に誘う時、予定を聞くとき、なにかお願いをする時。
ほとんどの場合「本当に求めていること」は言わないことが多いと感じます。
例えば
初めて二人で会う人に、
「ごはん食べに行かない?」とは言えても
「○○食べたいから一緒に行かない?」
とは言えなかったり、言いづらかったりする。といったものです
いや、言えるでしょ。
と思った方はきっと今まですごく得をしてきた人です。
自己表現が上手で、人間関係の構築のための相手への距離の詰め方が上手な証拠だと思います。
ではうまく伝えられない人は、なぜ言葉に出来ないのか?
私なりに考えてみました。
例として、
「初めてのデートとしてクリスマスに一緒に過ごしたいことを伝える」
というものにします。
こうなった場合直接上記の言葉をうまく伝えられず、
考えた末に、
「クリスマス何してる?」になってしまいます。
”会話”が苦手な人が持っている”3つのフィルター”
ここには3つの要素がフィルターとしてかかっていると私は考えます。
1.恥
2. 罪
3. 欲求
です。それではひとつずつ掘り下げていきます。
その① 恥
・一緒に過ごしたいと思っていると先読みされたら恥ずかしい
・もし最初に一緒に居たいと言って断られたら恥ずかしい
核となる「一緒に居たい」にたどり着く前に、~だったら恥ずかしいという
気持ちが先行してしまい、うまく言葉に出来なくなってしまう。
というもの。
その② 罪
・いきなり誘っても、相手に予定があったら申し訳ないな
・自分なんかが誘ってしまって申し訳ないな
一種の罪悪感を感じ、本当の気持ちを伝えられないというもの。
その③ 欲求
・一緒に居たいと、気づいてほしい
・匂わせた言葉ですべてを察してほしい
言葉にせずとも、自分自身の気持ちを理解してほしい
という気持ちが先行してしまうというもの。
この3つのいずれかのフィルターを通るせいで、「本当に伝えたいこと」
まで遠回りしてしまうのだと考えます。
”会話するうえでの意識”
あくまで今のは参考例ですが、
日常の会話の中にも、この3つのフィルターのどれかにかけられている言葉が
たくさん飛び交っています。ぜひ探してみてください。
そのフィルターは1つしかかかっていない場合もあるし、
複数が重なってかかっている場合もあります。
語り手は、この3つのフィルターがあると意識して、
それを無くすように話しかけるとうまく表現が出来る。
聞き手は相手の話に、よく耳と頭を働かせ、
「本当に伝えたいこと」は何か。を自ら拾い上げて回答をすると
そこに特別感がうまれ、その後の人間関係や会話にいい影響が出る。
なーんて考えてみました。
「本当に伝えたいことはなにか?」
あなたならどう考えますか?